🏔 山あいの国道沿いに光る赤い看板
高知県長岡郡大豊町。
国道32号線を走っていると、山と川に囲まれた小さな町に、赤い看板がひときわ目を引く食堂があります。
その名も「ひばり食堂」。
外観はどこか懐かしく、まさに“昭和の食堂”そのもの。暖簾をくぐると、鉄板のジュウジュウという音と、ふんわり漂う甘辛いタレの香りに包まれます。

🌸 美空ひばりさんが残した“縁”の物語
「ひばり食堂」という名前には、ちょっとした感動のエピソードがあります。
1947年(昭和22年)、当時子役だった美空ひばりさんが高知県を訪れた際、乗っていたバスが土砂崩れで転落する事故に遭いました。
その時、地元の住民の方々が懸命に救助活動を行い、彼女の命を助けたといわれています。
この出来事に感謝を込めて、地元の人々は「ひばり」の名を冠した食堂を開きました。
それから70年以上、今も変わらず温かい料理と人情で、訪れる人々を迎え続けています。

🍖 精肉店直営の確かな味
ひばり食堂を語る上で外せないのが、肉の美味しさ。
もともと精肉店が営んでいるため、扱う肉の質が抜群に良く、どのメニューも満足度が高いことで知られています。
看板メニューはカツ丼。丼からはみ出すほどのボリュームと、ジューシーな肉の旨味、そして黄金色の卵がとろける絶妙なバランスで、全国からファンが訪れるほど。
しかし今回いただいたのは、あえて「カルビー丼」と「はちきん地鶏の親子丼」。
この選択がまた最高でした。

🥩 甘辛タレが絡む「カルビー丼」
まずはカルビー丼。
香ばしく焼かれたカルビ肉に、タレの甘みと玉ねぎの旨味が重なり、思わずご飯が進む味。
一口目から肉の弾力と脂の旨味が口いっぱいに広がり、しっかりとした味付けながら後味は軽やか。
この味は、まさに精肉店直営ならではの安心感と技術の証。
丼の上で照り返すタレの光沢を見ているだけで食欲をそそります。
ボリュームも十分で、満足感は言うまでもありません。

🐓 地鶏の旨味が光る「はちきん地鶏の親子丼」
続いては「はちきん地鶏の親子丼」。
高知の地鶏“はちきん地鶏”を使ったこの一杯は、ふわとろ卵の中に鶏の弾力と旨味がギュッと詰まっています。
出汁の香りがやさしく立ち上り、口に運ぶたびに「ほっ」と心が和む。
派手さはないけれど、しみじみと美味しい。そんな丼です。
テーブルの木目や味噌汁の湯気、隣の席の笑い声。
そうした“食堂の空気”も一緒に味わうのが、ここでのごちそう。

🚗 平日でも行列ができる人気店
休日はもちろん、平日でも開店前からお客さんが並ぶ人気ぶり。
地元の方はもちろん、ツーリング途中に立ち寄るライダーや、県外からの観光客も多く訪れます。
駐車場はお店の前と近くに数台分ありますが、ランチタイムは混み合うので少し早めの来店がオススメ。
店内は明るく、スタッフの方々の笑顔も印象的。
老舗でありながら、どこか家庭的で温かい雰囲気が漂います。
☕️ 食後に残る、心のぬくもり
「美味しい」という言葉の奥には、“人の想い”がある。
ひばり食堂は、そんなことを改めて感じさせてくれる場所です。
料理の味だけでなく、ここに流れる時間そのものが、心を癒してくれる。
食べ終えたあと、店を出る時に見上げた赤い看板が、なんだか少し優しく見えました。
きっと、美空ひばりさんの名が、今もこの町で静かに歌い続けているのかもしれません。
🗺 店舗情報
ひばり食堂
📍所在地:高知県長岡郡大豊町高須232
🚗 駐車場あり
⏰ 営業時間:11:00〜15:00頃(売り切れ次第終了)
📞 定休日:水曜(要確認)

✍️まとめ
・美空ひばりさんにまつわる“人の優しさ”が店名の由来
・精肉店直営ならではの肉の質とボリューム
・カルビー丼・地鶏親子丼どちらも満足度◎
・地元民にも愛される行列必至の人気食堂


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