日高村「Vegefulport(ベジフルポート)」のやさしいスイーツ体験
高知オーガニックマーケットを歩いていると、不思議と足が止まる場所がある。
派手な看板があるわけでも、大きな声で呼び込みをしているわけでもない。
それなのに、なぜか気になってしまう。
そんな空気をまとったお店が、日高村の Vegefulport(ベジフルポート) だった。
今回は、高知オーガニックマーケット内で出会ったベジフルポートのスイーツと、
そこで感じた「味以上のもの」について書いてみたい。
高知オーガニックマーケットとは
高知オーガニックマーケットは、
無農薬・有機栽培・自然栽培など、
“つくる人の顔が見える食”を大切にした出店者が集まるマーケット。
野菜や加工品、パンやスイーツまで、
どれも大量生産とは真逆の場所にあるものばかりだ。
ただ買い物をするだけでなく、
生産者と会話をしながら選べるのも、このマーケットの魅力。
そんな中で出会ったのが、ベジフルポートだった。

日高村「Vegefulport(ベジフルポート)」とは
ベジフルポートは、高知県日高村を拠点に活動するハーブ園。
特徴的なのは、「ノニ農法」と呼ばれる独自の栽培方法だ。
タヒチ産ノニのピューレを肥料として活用し、
無農薬・化学肥料不使用でハーブや西洋野菜を育てている。
ノニの持つ成分が、植物本来の生命力を引き出し、
香りや力強さのある作物を生み出すという。
この農法で育てられたハーブは、
高知県内のレストランや直売所、
そしてオーガニックマーケットで販売されている。
さらに、
そのハーブを活かしたグルテンフリー・砂糖不使用のスイーツも人気だ。

ゆっこママ手作りのスイーツを実食
今回購入したのは、
- ベイクドチーズケーキ
- 砂糖不使用のモンブラン
まず驚いたのは、見た目の素朴さ。
流行りを狙った派手さはない。
でも、その分「ちゃんと作られている」安心感がある。

ベイクドチーズケーキの味わい
ひと口食べると、しっかり濃厚。
なのに、後味が重くない。
舌に残るのは、
甘さや油分ではなく、素材のコク。
余計なものを足さず、
必要なものだけで仕上げた味という印象だった。

砂糖不使用モンブランのやさしさ
砂糖不使用と聞くと、
正直「物足りないのでは?」と思う人もいるかもしれない。
でも、このモンブランは違う。
甘さで押してこない代わりに、
栗そのものの風味がじんわり広がる。
食べ終わったあと、
口の中だけでなく、気持ちまで静かになるような不思議な感覚だった。

味の奥にある「人の温度」
スイーツを選びながら、
オーナーの佐野さんと少しお話しする機会があった。
とても穏やかで、
こちらの話をきちんと聞いてくれる方。
話の流れで、
「カフェ山の高知ツーリング飯、フォローしてますよ」
と言われたときは、正直びっくりした。
でも同時に、
この場所のあたたかさに妙に納得してしまった。
作物も、お菓子も、
人がちゃんと向き合っているから、
この空気が生まれるのだと思う。

ベジフルポートが大切にしていること
ベジフルポートの取り組みは、
単に「体にやさしい」だけでは終わらない。
- 無農薬・化学肥料不使用の栽培
- 耕作放棄地の活用
- 地域とのつながり
- 作り手の顔が見える販売
こうした積み重ねが、
結果として“信頼できる味”につながっている。
流行りのオーガニックではなく、
生活に根付いたオーガニック。
それが、この場所の魅力だ。

まとめ:また帰ってきたくなる場所
ベジフルポートは、
「美味しかった」で終わるお店ではない。
食べたあと、
人と話したあと、
少しだけ気持ちが整っている。
そんな感覚を残してくれる。
高知オーガニックマーケットを訪れたら、
ぜひ立ち寄ってみてほしい。
ここは、
お菓子を買う場所であり、
心のホームステイができる場所でもある。


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