【池公園の土曜市】ふわふわじゃない。でも忘れられないパン

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高知オーガニックマーケットで出会った「ぶどうのたね」

高知の土曜日の朝といえば、やはりここから始まります。
池公園オーガニックマーケット、通称「池公園の土曜市」。

毎週土曜日、まだ街が完全に目を覚ます前の時間帯から、
野菜、焼き菓子、コーヒー、クラフト雑貨など、
“ちゃんと作られたもの”が静かに並ぶ場所です。

観光向けというより、
地元の人が日常として通うマーケット。
そんな池公園の土曜市で、今回出会ったのがパン屋さん
ぶどうのたねです。


池公園の土曜市で出会うパン屋「ぶどうのたね」

「ぶどうのたね」は、
高知県梼原町の山間部でパン作りをされているパン屋さん。
実店舗を構えず、主にマーケットへの出店を中心に活動されています。

池公園オーガニックマーケットには、ほぼ毎週出店。
そのほか、土佐市で開催される高岡蚤の市などにも出店されているようです。

このお店のパンは、見た目からして少し違います。
いわゆる“ふわふわ・甘い・分かりやすい”パンではありません。

むしろ、
「分かる人にだけ分かってほしい」
そんな空気をまとったパンたち。


今回購入したパンのラインナップ

今回購入したのは、以下の4種類。

  • 手のひら山食パン
  • 酵母クロワッサン
  • シナモンロール
  • カンパーニュ

どれも見た目は素朴。
派手さはありませんが、ずっしりとした存在感があります。

手に取った瞬間に感じるのは、
「軽くない」ということ。

この時点で、
よくあるベーカリーのパンとは別物だと分かります。


ひと口で分かる「普通のパンとは違う」感覚

実際に食べてみて、まず感じたのは食感。

ふわふわではありません。
むしろ、しっかり硬め。
そして、かなりもっちりしています。

噛むたびに、
小麦そのものの味、
ナッツや穀物の香ばしさが前に出てきます。

甘さは控えめ。
「美味しくしてあげよう」というより、
「素材がそのまま出てきますよ」という感じ。

好みは分かれると思います。
でも、オーガニック系や天然酵母のパンが好きな方なら、
かなり刺さる味だと思います。


特に印象に残ったカンパーニュ

今回いちばん印象に残ったのは、カンパーニュ。

噛めば噛むほど、味が出るタイプ。
派手な感動はありませんが、
静かに、深く、美味しい。

正直、
「黙って食べたくなるパン」です。

食事パンとしても相性が良く、
チーズやスープと合わせても良さそう。
何もつけず、そのまま食べても成立します。


店主さんとの会話が、さらに印象を深める

購入時、店主さんにふと質問してみました。

「お店はどこにあるんですか?」

返ってきた答えは、
「ここです。」

一瞬、頭が止まります。

「じゃあ、どこで焼いてるんですか?」

すると、
「雪が降るような、山の上です。」

具体的な場所は語られません。
でも、その言葉だけで、
このパンがどんな環境で作られているのか、
なんとなく想像できてしまう。

パンも、答えも、少しメルヘン。
でも、不思議としっくりきます。


価格はやや高め。でも納得感はある

正直に書くと、
価格は一般的なパン屋さんより高めです。

ただし、
石臼挽き国産小麦、
自家製酵母、
自家製玄米甘酒、
乳製品・卵・砂糖不使用。

これらの素材や製法を考えると、
「高い」というより
「ちゃんとした値段」という印象。

毎日のパンというより、
“選んで買うパン”。

そう考えると、納得できる価格帯です。


こんな人におすすめ

  • オーガニック・天然酵母のパンが好きな人
  • 小麦の味をしっかり感じたい人
  • ふわふわより、噛みごたえ派
  • マーケット巡りが好きな人

逆に、
甘くて軽いパンを求めている人には、
あまり向かないかもしれません。


池公園の土曜市と一緒に楽しみたい

「ぶどうのたね」のパンは、
池公園の土曜市という場所と、とても相性がいい。

朝の空気、
人の距離感、
静かな賑わい。

その中で買って、
家に持ち帰って、
ゆっくり食べる。

そんな流れまで含めて、
ひとつの体験だと思います。


まとめ|パンに物語を感じたい人へ

「ぶどうのたね」のパンは、
万人向けではありません。

でも、
パンに“物語”や“背景”を感じたい人には、
きっと忘れられない味になります。

池公園の土曜市で、
もし見かけたら、
一度手に取ってみてください。

噛むほどに、
静かに、じわっと、
その良さが分かってくるパンです。

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