北海道の夫婦旅で泊まった「新富良野プリンスホテル」。今回の一泊で印象に残ったのは、ホテルで過ごす時間そのものが、旅の楽しみになったことだ。
夜は灯りのともるニングルテラスを嫁氏と歩き、翌朝は雪をまとった山々を眺める。そして、おいしい朝食ビュッフェで夫婦そろってお腹パンパン。そのあとは、秋の風のガーデンへ。
富良野のホテルを探している方に向けて、僕らが実際に楽しんだ一泊を紹介したい。
新富良野プリンスホテルで楽しむ、森の中の夜散歩
客室に荷物を置いたあと、夜のニングルテラスへ向かった。ホテルの敷地内でこんな美しい景色を楽しめることが、今回の宿泊の魅力だった。
ニングルテラスは、森の中にログハウスのお店が並ぶショッピングエリア。公式案内ではホテルから徒歩約二分で、入場は無料。宿泊の合間に歩いて訪ねられる距離なのもうれしい。新富良野プリンスホテル
夜になると、小屋や木道に灯りがともり、昼とは違う雰囲気になる。暗い森の中に浮かぶあたたかな光。その先に小さなログハウスが見えるたび、もう少し歩いてみたくなった。
有名な観光地を次々と回る旅も楽しいけれど、泊まる場所のそばでゆっくり散策できると、気持ちにも余裕が生まれる。嫁氏と一緒に、景色を見ながら歩く夜になった。

ニングルテラスは、恋人同士で訪れたくなるロマンティックな場所
実際に歩いて感じたのは、「これは恋人同士で来たらたまらんだろうな」ということだった。
ログハウスの窓から漏れる光、森に沿って続く木道、木々の間に見える灯り。派手な演出というより、森と小屋が一緒になってつくる景色が美しい。
長年連れ添った僕らも、しばしこの雰囲気を楽しんだ。写真を撮ったり、立ち止まって眺めたり。いつもの生活ではなかなか味わえない、夫婦旅らしい時間だった。
名前の由来となった「ニングル」は、倉本聰さんの作品に登場する、身長十五センチほどの森の知恵者。そう聞くと、木の陰や小屋の隙間に、小さな住人が隠れていそうにも思えてくる。www.princehotels.co.jp
「まるで物語の中に入り込んだようだ」という感覚が、この場所にはよく似合っていた。

クラフトショップは、僕らには少し手が伸びにくかった
ニングルテラスには、自然をモチーフにしたクラフト作品を扱うお店がある。小屋をのぞきながら歩くのも、ここでの楽しみの一つだ。新富良野プリンスホテル
ただ、正直に言うと、僕らには少し高く感じるものもあり、気軽に買うところまではいかなかった。
作品の価格に対する感じ方は人それぞれだと思う。今回の僕らは買い物よりも、森やログハウスの景色をゆっくり味わう時間になった。
だからといって、楽しみが少なかったわけではない。灯りのともる木道を二人で歩いたことは、それだけで十分に印象に残っている。買い物をするかどうかにかかわらず、この雰囲気を体験できてよかった。

翌朝、ホテルから眺めた雪の山々が壮大だった
翌朝は、ホテルの窓から見えた山々にも目を奪われた。
遠くに連なる山の上が白くなっている。手前には秋の景色が広がっているのに、その向こうには、もう冬が見えていた。
今回は山の名前を一つずつ確かめられなかったので、ここでは断定しない。ただ、雪をまとった山並みが一帯に続く姿は本当に壮大だった。
高知で暮らす僕にとって、旅先でこうした風景を眺めることも北海道に来た実感につながる。昨夜の森の灯りとはまったく違う景色に、朝から気分が上がった。
なお、眺望は客室の向きや館内の場所、天候によって変わる。今回見られた景色として、写真とともに残しておきたい。

朝食ビュッフェが美味しい!夫婦そろってお腹パンパン
そして、楽しみにしていた朝食ビュッフェ。これが、めちゃくちゃおいしかった。
並んだ料理を見ていると、あれも食べたい、これも食べたいとなる。少しずつ味わうつもりでも、気になるものが多くて、ついつい手が伸びてしまった。
写真に残した朝食には、ご飯やおかずのほか、海鮮をのせた丼も。朝からいろいろなものを楽しめるのは、旅先のビュッフェならではだ。
気がつけば、僕も嫁氏もお腹パンパン。「これはもう、昼飯入らんぞ」という状態になっていた。
普段なら朝食を済ませてすぐ出発するところだけれど、この日は朝ごはん自体が大きな楽しみだった。二人とも同じように満腹になっているのが、なんだかおかしかった。
料理の内容は時期などによって変わるので、この記事では訪問時にいただいた朝食の感想として紹介している。


秋の風のガーデンで、ローズヒップと季節の飾りを楽しむ
朝食のあとは、風のガーデンを散策した。
訪れたのは秋。花の盛りは過ぎていて、花いっぱいの庭という印象ではなかった。それでも、歩いてみると、この季節ならではの見どころがあった。
その一つが、バラの実であるローズヒップ。花が終わったあとに色づく実を見ていると、花の時期だけで庭の楽しみが終わるわけではないのだと感じる。
ハロウィンの飾り付けもあり、建物のまわりには秋らしい雰囲気が漂っていた。庭園の木々や残っている花を眺めながら、ゆっくり歩く時間が心地よかった。
華やかな季節とはまた違う、落ち着いた秋の庭。朝から満腹になった僕らには、食後の散策という意味でもいい時間だった。


富良野の一泊は、ホテルで過ごす時間も思い出に
新富良野プリンスホテルでの一泊は、夜のニングルテラス、雪の山々、おいしい朝食、秋の風のガーデンと、印象に残る場面が多かった。
僕らにとっては、ホテルに戻ってからも楽しみが続く旅だった。施設を全部詳しく見て回ろうとすると、時間が足りなくなりそうなほどだ。
富良野旅行を計画するなら、観光地を回る時間に加えて、ホテルでゆっくり過ごす時間も考えてみたい。夫婦で散歩をしたり、朝食を楽しんだりすることも、立派な旅の思い出になる。
施設ごとの営業期間や営業時間、料金、朝食付きプランの条件は、予約前に公式サイトで確認しておくと予定を立てやすい。
夜の森を歩いて、山を眺めて、夫婦でお腹いっぱいになる。そんな一泊も、僕らにとっては小さな幸せだった。
小さな幸せ探します。
また、まっちゅうきね。

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