高知県いの町、国道33号沿いに「レストパークいの」という直売所があります。
お米の卸売会社・高知食糧が運営しているだけあって、店内の米売り場は他の道の駅や直売所とは一線を画す充実ぶり。高知のブランド米がずらりと並ぶその光景に、思わず足が止まりました。
今回はそこで仁井田米にこまるを購入。帰宅後に炊いた一杯が忘れられず、あらためて高知のお米の魅力を深掘りしてみました。

高知のお米がうまい理由
高知県には「奇跡の清流」と呼ばれる仁淀川があります。国土交通省の水質調査で何度も日本一を記録し、その青みがかった透明度から「仁淀ブルー」とも称される川です。
この清流が流れ込む田んぼでは、ミネラルバランスに富んだ水でお米が育ちます。さらに高知は、南国の強い日差しと四国山地から吹き下ろす冷たい風が交差する気候帯。この昼夜の寒暖差が、米の甘みとデンプンの凝縮を促します。
「水がいいから米がうまい」——地元の農家さんの言葉は、自慢でも謙遜でもなく、ただの事実でした。
レストパークいので出会ったブランド米たち
仁淀川流域のこしひかり(無洗米)5kg ¥4,380
「仁淀ブルー」の水で育った清流の結晶。旨み層を守りながらヌカだけを精密に除去した無洗米タイプです。粒がしっかりしており冷めても硬くなりにくく、白飯はもちろんおにぎりにしても旨い一品。

仁淀川流域のこしひかり(普通精米)5kg ¥4,280
同じ仁淀川流域産の普通精米バージョン。「洗って炊く」派に人気で、研ぐときの香りも楽しめます。無洗米より100円お得なのも嬉しいところ。
土佐市産こしひかり HARETA(無洗米)5kg ¥4,380
深紺のパッケージに白抜きで「地」の文字が映える「HARETA Jiman no ippin」シリーズ。土佐市の田んぼで育てられたこしひかりは、仁淀川流域のものとは微妙に異なるテロワールを持ちます。

仁井田米にこまる 5kg ¥4,780〜¥4,880
鮮やかなピンクの袋が目を引く、仁井田地区の銘品。四万十川上流の清流と盆地特有の寒暖差が生む甘みは格別で、「にこまる」という名前は食べると思わずにっこりほほ笑む——そんな自信から付けられたそうです。今回購入したのがこちら。

高知県産ミルキークィーン(普通精米)5kg ¥4,580
「モチモチ感が抜群」「冷めても硬くなりにくい」が売り文句の低アミロース米。炊き上がりのツヤと粘りは他の追随を許しません。お弁当やおにぎりとの相性が特に良く、翌日のランチでも甘みが残ります。

仁井田米きぬむすめ(無洗米)2kg ¥2,500 / 450g ¥630
令和3年に高知県で初めて登録された新品種。色ツヤ・粘りが素晴らしく、冷めても美味しいのが特徴です。桜色の小袋はお土産にも最適で、試食用の小パックも並んでいました。
高知食糧の「無洗米」へのこだわり
今回訪れて気づいたのは、高知食糧が手がける米の多くが無洗米であるという点です。
店内の解説パネルにはこう書かれていました。「お米の表面に残っているうまみ層を残してヌカだけを丁寧に取り除くので美味しさも栄養分も研ぎ加減となっています」。
洗う手間が省けるだけでなく、旨み層をしっかり守る——この精密な加工こそ、お米のプロである高知食糧が蓄積してきた技術の結晶です。
ライスラボで精米したての美味しさを
レストパークいのには「ライスラボ」という、好みの銘柄をその場で精米してくれるサービスがあります。
玄米の状態で保管することで酸化を防ぎ、食べる直前に精米することで最大限の旨みを引き出す——炊きたての香りは、精米したての香りから始まるのだと実感します。お米のプロが運営する直売所ならではのサービスです。
仁井田米にこまるを炊いてみた
帰宅後、さっそく仁井田米にこまるを炊飯器にセットしました。
翌朝、ふたを開けると一粒一粒がしっかりと立ち、表面に透明感のあるご飯が姿を現しました。口に運ぶと、まず甘みが来ます。かすかに青い香りを含んだ、清潔な甘さです。噛むほどに旨みが増し、のどを通るころには満足感が広がる。「にこまる」という名前の由来が、ようやくわかった気がしました。
お米以外の名産品も充実
レストパークいのの魅力はお米だけではありません。高知の特産品がぎっしりと並ぶ売り場は、まるで土佐の食の博覧会です。
土佐のハダカイワシ干物 名前はイワシですが実は深海魚。水揚げされるとウロコが取れてしまい、ヤケドしたような姿から高知では「ヤケド」とも呼ばれています。脂がのっていてクセになる味。
高知名物・四方竹 高知を代表する秋の味覚。水煮タイプも並んでいてすぐに使えます。
ごっくん馬路村 馬路村農協公認飲料。8本入り¥1,380〜とまとめ買いもできます。
田野屋塩二郎のシューラスク おみやげグランプリ受賞歴もある高知の銘菓。塩キャラメル味が絶品。
橋本食堂の鍋焼きラーメン 高知名物をお土産用にパッケージした半生麺タイプ。
吉本牛乳 高知県佐川町産の生乳100%使用、土佐のローカルミルク。
できたてお弁当(¥530〜) 地元食材を使ったお弁当も店内で販売中。ランチにもぴったり。



まとめ
スーパーで手軽に買えるお米とは異なり、レストパークいので売られているお米には、それぞれの物語があります。どの川が流れ、どんな空気の中で、誰が育てたのか——その背景が、一粒の重みを変えます。
高知を旅するなら、ぜひレストパークいのへ立ち寄ってみてください。清流が育てた米を、清流の恵みとともに持ち帰る。それだけで、高知の旅は何倍も豊かになります。
📍 レストパークいの 住所:高知県吾川郡いの町(国道33号沿い) 運営:高知食糧株式会社 Instagram:@resutopaku(入荷情報を随時更新)

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