JAファーマーズマーケット とさのさと|高知の食材の奥深さに出会える直売所

高知には「食が強い」と言われる理由がある。
それを一度で体感できる場所が、高知市北御座にある JAファーマーズマーケット とさのさと だ。

ここは、いわゆる「市場」ではない。
高知県内で生産された農産物・水産物・畜産物を中心に扱う、県内最大級の農産物直売所である。

ただ野菜を買うだけの場所ではない。
訪れるたびに、高知の食文化の奥深さと、まだ知らない食材に出会える場所だ。


目次

とさのさとはどんな施設?

JAファーマーズマーケット とさのさとは、高知県内の生産者が丹精込めて育てた食材を直接届けることを目的とした直売所。
売り場面積は約1,500㎡と広く、県内でも屈指の規模を誇る。

特徴は何と言っても、「高知産にこだわる姿勢」
野菜、果物、鮮魚、精肉、惣菜まで、可能な限り地元のものが並ぶ。

観光客だけでなく、地元の人が日常的に利用している点も、この施設の信頼度を物語っている。


鮮魚コーナーがとにかく面白い

とさのさとを訪れて、まず足が止まるのが鮮魚コーナーだ。

一般的なスーパーでは見かけない魚が、普通に、当たり前のように並んでいる

この日、目に入ったのは
どろめ、ウツボ、くじら、ナマコ、ヤケド。

すべて「3文字」というのも面白いが、それ以上に内容が濃い。

高知の食文化は、海とともに育ってきた。
だからこそ、他県では珍しい魚介類も、ここでは日常の延長線にある。


アカナマコはやはり別格

今回購入した一つ目は、徳島県産のアカナマコ。

ナマコには大きく分けて
赤・青・黒 の種類があると言われているが、食味の評価が最も高いのが赤ナマコだ。

コリコリとした歯ごたえ、クセの少なさ、旨みのバランス。
酢の物でも、軽く下処理してそのままでも美味しい。

直売所だからこそ、状態の良いナマコを手に入れられるのは大きな魅力だ。


ヤケドという名前に反して、実力派の魚

もう一つ購入したのが「ヤケド」。

名前のインパクトが強すぎて、初見だと少し身構えるが、これは知る人ぞ知る魚。
正式名はハダカイワシで、発光器官を持つ深海魚だ。

深海は水温が低いため、魚は体内に良質な脂を蓄える。
そのためヤケドは、小ぶりながらも脂がしっかりのっている。

漁獲量が少なく、鮮度落ちも早いため、常に並ぶわけではない。
見つけたら、迷わず手に取るべき食材だ。

しかもこの日は、1パック180円。
正直、驚くほど安い。

ただし脂が強いため、食べ過ぎるとお腹にくることもある。
10匹前後を目安に楽しむのが無難だろう。


直売所ならではの魅力

とさのさとの良さは、珍しい食材があることだけではない。

・売り場が広く、清潔感がある
・商品の回転が早く、鮮度が高い
・価格が比較的安定している
・生産者との距離が近い

これらはすべて、直売所ならではの強みだ。

特に魚介類は、**「その日の状態を見て買う」**という楽しさがある。
スーパーのように常に同じものが並ぶわけではないからこそ、出会いがある。


AGRI COLLETTOや周辺施設も充実

とさのさとは、単体の直売所ではなく複合施設として整備されている。

隣接する「AGRI COLLETTO(アグリコレット)」では、
高知の食をテーマにした飲食店やテイクアウト、土産品が揃う。

買い物のついでに軽く食事をしたり、
県外の人への手土産を探したりするのにも便利だ。


アクセス・利用時の注意点

所在地は高知市北御座。
無料駐車場が広く用意されているが、土日祝日はかなり混雑する。

特に午前中から昼過ぎにかけては満車になることも多い。
ゆっくり見たい場合は、平日や夕方以降の利用がおすすめだ。


高知の食文化を知るなら外せない場所

JAファーマーズマーケット とさのさとは、
「高知の食」を知る入口として、これ以上ない場所だと思う。

観光客にとっては発見の連続であり、
地元の人にとっては日常を少し豊かにしてくれる存在。

珍しい食材に出会えるのはもちろん、
高知がなぜ「食が強い」と言われるのかを、実感できる直売所である。

高知を訪れたら、ぜひ一度立ち寄ってほしい。


基本情報

  • 施設名:JAファーマーズマーケット とさのさと
  • 住所:高知県高知市北御座10-46
  • 営業時間:9:00〜19:00
  • 定休日:年中無休(年始除く)
  • 駐車場:無料あり(混雑注意)
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