徳島県徳島市、佐古三番町。
国道192号線を走っていたら、突然お城が現れた。
え、待って。ここ徳島市やんな。城なんかあったっけ。
近づいてみると、看板に書いてある。
善成病院。
病院。お城が、病院。
本気度が高すぎる
笑って済ませようとしたけど、近くで見るとそうもいかない。
屋上には天守閣。各階には瓦屋根。一階には石垣まである。しかも屋根の先端には鯱までついている。
全然冗談じゃない。本気で城を建てた人がいる。
引きで見ると城、近くで見ても城。どこから見ても城。
ただし裏側に回ると、普通の病院。あの天守閣はどこへ行ったんですか。

なぜお城なのか、誰も知らない
当然気になるのはそこだ。なぜ病院がお城の形をしているのか。
調べてみた。
公式サイトには一切書いていない。ネットで調べた人も「経緯はよくわからなかった」で終わっている。地元の人に聞いたら「ああ、あのお城ね」と普通に答えてくれるらしく、もうそれが日常になっている。
ネット上でまことしやかに語られているのは「院長がお城好きだったのでは」という説。でもそれも確認できていない。
謎は謎のまま、今日もお城は国道沿いに堂々と建っている。
実はちょっとロマンがある話
ひとつだけわかっていることがある。
この病院、1963年に「善成胃腸科」として開院した。創業者の名前は善成務(よしなりつとむ)。そう、院長の苗字がそのまま病院名になっている。
現在も善成一族が経営を続けており、今の院長は善成雅彦。
つまりこのお城、一族の城でもある。
善成城、と呼んでもいいかもしれない。院長先生、いったい何を夢見ていたんですか。

徳島市で一番城っぽい建物が病院という事実
ここで少し補足しておく。
本物の徳島城は、明治時代の廃城令によって取り壊された。現在は石垣と庭園が残るだけで、天守閣はない。
つまり現在、徳島市内で天守閣がある建物といえば、この善成病院だけということになる。
本物の城がない街で、病院だけが城の形をしている。なんかすごい話だ。

まとめ
善成病院は、徳島市佐古三番町の国道192号線沿いにある、完全にお城の外観をした病院だ。
なぜ城なのかは不明。理由を知っている人がいたらぜひ教えてほしい。
ちなみに内科、外科、胃腸科、リハビリテーション科があり、普通に地域の病院として今も現役で稼働している。お城の中で、今日も誰かが診察を受けている。
それがまた、なんかいい。
善成病院 住所:徳島県徳島市佐古三番町7-3 アクセス:JR佐古駅から徒歩約8分、国道192号線沿い

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