高知を代表する観光名所「桂浜」。
坂本龍馬像や雄大な太平洋を目当てに訪れる人も多い場所ですが、その桂浜のすぐそばに、かなり個性的な水族館があります。
その名も「桂浜水族館」。
通称「ハマスイ」です。
今回、実際に桂浜水族館を歩いてみて感じたのは、
「ここ、普通の水族館とはちょっと違うぞ」
ということ。
巨大な水槽を前面に押し出した最新型の水族館とは違います。
カピバラ、アシカ、ペンギン、ウミガメ、ウツボ、チンアナゴ、そして高知を代表する怪魚「アカメ」。
生き物たちとの距離が近く、どこか懐かしくて、人間臭くて、館内を歩けば歩くほどクセになってくる。
そして調べてみると、その「クセの強さ」の向こう側には、1931年から続く長い歴史と、何度もピンチを乗り越えてきた物語がありました。
今回はそんな桂浜水族館の魅力を、いつものナレーションではなく、カフェ山オリジナル楽曲による約2分間のミュージックビデオにしてみました。
桂浜水族館とは?1931年開館の歴史ある水族館
桂浜水族館が開館したのは1931年、昭和6年4月1日。
2026年には創業95周年を迎えています。
初代館長の永國亀齢氏が大阪の水族館を見て感動し、土佐湾で獲れる魚を生かして見せる「水族館と釣堀」を桂浜に開設したことから、その歴史が始まりました。
戦時中には一時閉鎖を経験し、1984年には現在の場所へ移転新築。
戦争、天災、時代の変化、そして新型コロナウイルスによる休館など、決して平坦ではない歴史を歩んできた水族館です。
華やかな最新施設とは違う。
だけど、95年近く桂浜という場所で生き続けてきた。
実際に館内を歩いてからこの歴史を知ると、年季を感じる建物や展示の一つひとつまで、少し違って見えてきます。

大きくない。でも、生き物との距離が近い
桂浜水族館を歩いていて感じる大きな魅力が、生き物との距離の近さです。
巨大水槽を遠くから眺めるというより、
「そこにいる」
という感覚。
カピバラは相変わらずのんびり。
アシカは自由。
ペンギンたちは独特の存在感で歩き回り、チンアナゴは砂からひょこっと顔を出す。
水槽をのぞけば、ウツボがこちらをギロリ。
大きなウミガメが泳ぐ姿には、思わずカメラを向けてしまいます。
そして金魚の水槽は、まさに「わちゃわちゃ」。
今回のMVでは、このテンポ感をそのまま音楽にして、
「チンアナゴひょこっと」
「ウツボがギロッと」
「ウミガメゆったり」
「金魚はわちゃっと」
と、映像と歌詞を次々にリンクさせました。
水族館を説明するというより、見て感じたテンポをそのまま曲にした感覚です。



高知に来たら見てほしい怪魚「アカメ」
桂浜水族館を訪れたら、ぜひ見てほしいのが「アカメ」です。
名前の通り、光の当たり方によって目が赤く輝いて見える大型魚。
暗い水槽の中からこちらを見つめる姿には、かわいいというより「怪魚」という言葉がよく似合います。
今回撮影した生き物の中でも、映像として抜群の存在感。
かわいいペンギンやカピバラから一転して、アカメが画面に現れる。
この落差もハマスイのおもしろさです。
ちなみに2026年は、桂浜水族館にとって創業95周年であると同時に「アカメ飼育50周年」という節目の年でもあります。
高知らしい水族館を楽しみたいなら、アカメは外せません。

実は大ピンチを経験していた桂浜水族館
今でこそ個性的なSNS発信などでも知られる桂浜水族館ですが、その歴史は順風満帆だったわけではありません。
公式の歴史にも、入館者数の減少や職員の一斉退職を経験したことが記されています。
そして2016年を境に掲げられたのが、
「なんか変わるで 桂浜水族館!」
という改革でした。
ここから、古い水族館という弱点を隠すのではなく、むしろ自分たちらしさを前面に押し出していきます。
生き物だけではなく、そこで働く「人」にもスポットを当てる。
SNSを積極的に活用する。
水族館らしさという既存の枠にとらわれない企画にも挑戦する。
2026年現在、公式自身がこの企業改革から10年目を迎えたとしています。
弱点を消して別の何かになるのではなく、
「自分たちはこれでいく」
と振り切った。
僕はここが、桂浜水族館のおもしろさの核心なんじゃないかと思います。

ショータイムまで廃止したハマスイ
桂浜水族館の歴史を調べていて、特に印象に残ったのが2022年の「ショータイム廃止」です。
水族館といえば、アシカなどのショーを楽しみにしている人も多いでしょう。
しかしハマスイは、その当たり前からも離れました。
現在のハマスイを見ていると、生き物を決められた時間に動かして見せることより、それぞれの生き物の状態や個性を感じてもらう方向へ進んでいることが伝わってきます。
だから今回のMVにも、
「ショーまでやめた!?」
「生き物ファースト!」
というパートを入れました。
この「普通ならこうするよね」を軽々と飛び越えていく感じ。
やっぱりハマスイ、クセが強い。
でも、そのクセにはちゃんと理由があります。

そして忘れてはいけない「おとどちゃん」
桂浜水族館を語るうえで避けて通れない存在。
それが公式マスコットキャラクター「おとどちゃん」です。
ピンク色。
圧倒的な存在感。
そして、いわゆる「かわいいだけのマスコット」とは明らかに違う空気。
館内で姿を見つけた瞬間、
「いた!」
となりました。
今回のMVでも、おとどちゃんは最初から出しません。
生き物たちを紹介して、ハマスイの歴史を走り抜けて、最後にタメを作る。
「そして最後は!」
からの、
「おとどちゃーーーん!」
完全に全部持っていきます。
2026年は、おとどちゃん誕生10周年でもあります。
創業95周年、アカメ飼育50周年、おとどちゃん10周年。
節目が渋滞しています。

桂浜水族館を2分間のオリジナルMVにしてみた
今回は通常のショート動画とは少し方向を変えました。
いつものようにナレーションで施設を紹介するのではなく、
「この場所そのものを歌にしたらどうなる?」
という発想です。
女性ボーカルと男性ボーカルをミックス。
J-POPをベースにしながら、早口で歌詞を次々と畳み掛ける構成にしました。
1931年の開館。
95年近い歴史。
生き物たち。
アカメ。
経営のピンチ。
改革。
生き物ファースト。
そして、おとどちゃん。
これだけの情報を通常のナレーションで説明すると、かなり重たい動画になります。
でも音楽に乗せると、不思議と次々に入ってくる。
結果として当初予定していた60秒を大幅に超え、約2分間の縦型ミュージックビデオになりました。
削って60秒にする方法もありました。
でも今回は、曲として気持ちよく走り切ることを優先。
「高知の観光地をオリジナル楽曲にする」
そんな新しいカフェ山の表現にもなったと思います。
桂浜観光と一緒に楽しめる立地も魅力
桂浜水族館は、高知県高知市浦戸の桂浜公園内にあります。
つまり水族館だけを目的に出かけるのではなく、桂浜観光とセットで楽しめるのも大きな魅力。
坂本龍馬像を見て、桂浜を歩いて、太平洋を眺め、そのまま水族館へ。
高知駅やはりまや橋方面からは桂浜行きの路線バスがあり、公式案内では約30分。
車の場合、高知ICから約30分、高知龍馬空港からも約30分が目安です。
なお、桂浜水族館専用の駐車場はなく、市営の桂浜公園駐車場を利用します。
高知観光の一日を組むなら、
桂浜
↓
坂本龍馬像
↓
桂浜水族館
という流れもおすすめです。

桂浜水族館の営業時間・料金
2026年8月現在、公式サイトに掲載されている基本情報は以下の通りです。
所在地:高知県高知市浦戸778 桂浜公園内
営業時間:9時から17時
最終入館:16時30分
一般入館料:
大人 1,600円
小学生・中学生 600円
幼児(3歳以上)400円
料金や営業時間、イベント内容などは変更される場合がありますので、訪問前には桂浜水族館公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

まとめ 90年以上続く「クセの強さ」には理由があった
桂浜水族館をひと言で表すなら、
「クセ強水族館」。
でも実際に歩き、その歴史を調べてみると、そのクセの強さは単なるウケ狙いではないことが分かります。
1931年から桂浜で続いてきた水族館。
戦争や天災を経験し、入館者数の減少や職員の一斉退職という大きなピンチも経験した。
それでも自分たちの弱点まで個性に変えて、新しいハマスイを作ってきた。
最新じゃなくてもいい。
大きくなくてもいい。
ここにしかないものがあればいい。
カピバラがのんびりしていて、ペンギンが歩いて、ウツボがこちらを睨み、アカメの目が赤く光る。
そして最後には、おとどちゃんが全部持っていく。
そんな桂浜水族館の95年近い歴史と現在を、今回は2分間のオリジナルMVに詰め込みました。
桂浜を訪れたら、龍馬像と太平洋だけで帰るのはちょっともったいない。
海のすぐそばで今日も走り続ける「ハマスイ」に、ぜひ立ち寄ってみてください。
今日も、ハマスイ。
また、まっちゅうきね!


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